コンテンツにスキップ

失点・自責点

Visco mobile は、失点・自責点の対象投手を正確に判定し、また自責点の有無は多くのケースで適当となるよう自動判定します。

自責点の基本ルール

ここでは、ポイントの説明となります。詳細は、採用している野球規則を参照ください。

  • 走者が得点に至るまでに、野手のミスプレーがなくても得点できたと判断される失点が、自責点の対象となります。

    • ミスプレーとは、失策、打撃妨害、走塁妨害、捕逸、ファウルフライ失策 を指します。

    ヒント

    • Visco mobile は、一度でもミスプレーがからんだ走者の得点は非自責点をデフォルトとしています。
      記録者がミスプレーがなくても得点できたと判断する場合は、自責点有無を調整してください。
    • スコアカードには、記録者の判断材料として、得点に至るまでのスコア表記が記述されています。
  • ミスプレーがなければ既に3アウトとなっていたと判断される場合、以降の失点は非自責点となります。

    • 例えば2アウトで、失策によりアウト機会を逃した場合、以降の失点は非自責点です。

    ヒント

    • プレーを入力」パネルに、アウト機会数(アウト+アウト機会の合計)が表示されます。これが3以上となった以降、自責点は付きません。
  • 投手交代があった場合は次を適用します。

    • 失策等によりカウントしたアウト機会数は、投手交代時にリセットする。
    • 走者を残して交代した場合、残した走者の数は前任投手の責任とする。
    • 前任投手に責任走者数が残っている場合、失点および自責点は前任投手に付ける。

制限事項

本来自責点が、非自責点となるケース

Visco では、失策による進塁が、「アウトになるはずが失策によりセーフ」か、「失策のおかげで余分に進塁できた」かの区別をしていません。そのため、一度失策のからんだ走者の得点は非自責点をデフォルトとしています。

ケース Visco 判定 本来の付け方
ファウルフライ失策後の得点 非自責点 ファウルフライ失策がなくても得点できた場合は、自責点とする。(記録者判断)
失策のからんだ走者の得点 非自責点 失策による進塁がなくても得点できた場合は、自責点とする。(記録者判断)

メモ

Visco mobile の現行バージョンでは、失策の区別を都度選択しなくていいように、得点した場合に限り自責点の有無を確認・調整する流れとしています。

本来非自責点が、自責点となるケース

こちらは、スコアオプションをデフォルトから変更し、単一の失策で複数走者が進塁した場合の進塁理由を1人だけ「失策」とした場合の制限です。

ある走者に対する失策の際に他の走者が得点したとき、得点した走者の進塁理由を「失策」以外にすると、失策の助けを借りて得点したと判定されません。

そのため、間接的に失策の助けを借りて生還した走者の得点が自責点となる場合があります。

ケース Visco 判定 本来の付け方
盗塁を刺そうとしたが失策、その隙を突いて三塁走者がホームイン。 三塁走者の進塁理由を失策以外とした場合、自責点 失策の助けを借りなければ得点できなかった場合は、非自責点とする。(記録者判断)